学科・専攻

薬科学専攻<博士後期課程>

教員紹介

川畑 篤史(かわばた あつふみ)
【研究内容】

プロテアーゼ受容体PARの病態生理学的役割とPAR活性化による細胞シグナル伝達メカニズムの解明
生体内ガス状メッセンジャー、硫化水素(H2S)の機能解析
H2Sの生体内標的分子の検索と分子作用メカニズムの解明
痛みの神経情報伝達制御機構に関する研究

【シラバス】
科目名 : 病態薬理学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
内因性ガス状情報伝達物質、G蛋白共役型受容体などの生体内分子の生理機能や各種病態への関与を分子、細胞、組織、個体レベルで解析し、種々の病気の治療薬を開発するための新しい理論を確立することを目的として研究を進める。研究分野は多岐にわたるが、リウマチ痛、神経障害性疼痛、膵臓痛、結腸痛、膀胱痛のメカニズム解析と治療薬開発を目指す神経科学分野の研究を中心に、クローン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、間質性膀胱炎、細菌性膀胱炎、前立腺癌、骨疾患などに対する新しい治療法の開発にも取組む。
科目名 : 生命薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
分子薬理学および病態生理学領域の研究における最新のトピックスをいくつか採り上げて概説したのち、関連論文を精読してまとめて発表する訓練を行う。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 博士後期課程
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
中山 隆志(なかやま たかし)
【研究内容】

細胞遊走因子ケモカインの腫瘍および感染症における病的役割の研究
新規発がん関連遺伝子の同定とその機能解析
新規経皮治療・予防システムの開発

【シラバス】
科目名 : 化学療法学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
体内での血液細胞の動きと局在を制御する細胞遊走因子ケモカインに着目して研究を進める。これまでに世界に先駆けて複数の新規ケモカインおよびケモカイン受容体を同定しており、それらの腫瘍や感染症における病理的役割の解明を目指す。さらにケモカイン系を創薬標的とした新規治療薬・ワクチンの開発にも取り組む。
科目名 : 生命薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
新たな病原微生物の発見や新規感染症薬の開発など、微生物学・化学療法学領域における最近のトピックスについて概説したのち、これらの内容についてのレポートを作成してプレゼンテーションを行う。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
鈴木 茂生(すずき しげお)
【研究内容】

アフィニティーならびにオンライン酵素消化キャピラリー電気泳動による複合糖質糖鎖解析の自動化
マイクロチップ電気泳動を用いた生体成分の高感度・高速分析法の開発と応用
高感度分子間相互作用解析技術の開発
生体成分の特異的分析を指向した 高感度・高速分析技術の開発

【シラバス】
科目名 : 薬品分析学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
キャピラリー電気泳動やマイクロチップ電気泳動、液体クロマトグラフィーなどの分離分析技術と、糖タンパク質糖鎖などの様々な生体成分を対象とした高感度選択的標識および検出技術の開発を行う。さらに、これらの手法にオンライン精製や濃縮などの操作を自動化できる仕組みを組み込むことで、医療分野に貢献できる分析法を開発する。これらの成果は最終的にはPoint-of-care testing (POCT)デバイスに集約し、その実用性を評価する。
科目名 : 生命薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
薬学分野における品質評価や臨床分析、あるいは医薬品開発における評価能力を高めるには、分析結果を正しく処理・判定できる能力が不可欠である。データ処理や分離分析に関する基本的な知識に加え、生体成分やタンパク質性医薬品の品質管理、血中の薬物およびその代謝物の高感度分析技術を講述し、Bioanalysisに関する日本の現状を紹介する。また、指定した論文の精読と議論を通して、分析系論文に対する批判的な評価能力を高める。
益子 高(ますこ たかし)
【研究内容】

糖タンパク型アミノ酸輸送体CD98の機能と遺伝子解析
癌幹細胞の分離、同定とマイクロアレイ解析
癌抗原に対するヒト抗体医薬品の開発研究
免疫調節薬処理動物の各種免疫器官の分子組織学的解析

【シラバス】
科目名 : 分子細胞生物学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
癌細胞、癌免疫の分子生物学的研究について。免疫担当細胞のダイナミズムについての分子免疫学的研究について。
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
抗がん剤の構造活性相関と合成化学やインシリコ技術による抗がん剤の標的タンパク質に活性を有する新規リガンドの探索研究について、さらには抗腫瘍活性を示す天然薬用資源の薬理学的探索及び有効成分の単離法、さらには癌に対する漢方療法についても講義する。また、抗腫瘍抗体医薬品開発とプロテオミックス、グライコミックスなどの生体成分の網羅的解析手法の開発研究と腫瘍マーカー探索についても講義する。
松田 秀秋(まつだ ひであき)
【研究内容】

天然資源からの医薬品・機能性食品・香粧品の素材の探索研究
 抗アレルギー・美白素材の探索、育毛・白髪治療素材の探索、口臭・歯周病治療素材の探索
 抗痛風素材の探索、アンチエイジング素材の探索研究、認知症に有効な素材の探索研究
漢方生薬の生薬学的研究
 痛風に有効な漢方用薬の医書考証、口臭症に有効な漢方用薬の医書考証

【シラバス】
科目名 : 薬用資源学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
世界の主な民族薬物を紹介するとともに、特に漢方医学に関連する薬物書に記載されている生薬の薬効をヒントにして、新しい医薬品や特定機能性食品、ヘルスケアー素材を見出す手法を講義する。
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
抗がん剤の構造活性相関と合成化学やインシリコ技術による抗がん剤の標的タンパク質に活性を有する新規リガンドの探索研究について、さらには抗腫瘍活性を示す天然薬用資源の薬理学的探索及び有効成分の単離法、さらには癌に対する漢方療法についても講義する。また、抗腫瘍抗体医薬品開発とプロテオミックス、グライコミックスなどの生体成分の網羅的解析手法の開発研究と腫瘍マーカー探索についても講義する。
森川 敏生(もりかわ としお)
【研究内容】

世界各地の伝承・伝統薬物および西洋ハーブやスパイスなどの食用にも供される素材について,伝承薬効に基づいた生物活性を指標に探索し,医薬リード化合物やシード化合物および機能性成分の開拓を志向した研究を行っています.さらに,活性寄与成分の作用メカニズムや活性発現の必須構造の解明など,構造活性相関の解析および分子プローブを設計応用して標的分子の解明を進めています.
・ 天然活性物質の探索および構造解析
・ 薬用および食用資源の伝承薬効解明および新規機能開拓
・ 天然活性物質の作用メカニズムおよび構造活性相関の解明

【シラバス】
科目名 : 天然活性物質学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
複雑で特異な構造を有する天然活性物質の単離・精製およびNMRやMSなどの分析機器を駆使した構造解析するとともに,その生物活性や作用メカニズム解析および構造活性相関の解析などを行う.また,有機化学を基盤とした生命科学研究であるケミカルバイオロジーにおいて,天然活性物質ライブラリーは有用なツールであることから,これらの手法を駆使した生命現象の解明研究もあわせて実施する.
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
天然由来化合物から見いだされた医薬シーズはいかにして発見されたか.そのシーズ発見の経緯から医薬候補物質に至るまでを実例を挙げながら解説する.
天然物化学をとりまく動向は,有用物質探索のみならず,見いだされた天然活性物質をツールとした生命現象の解明などのケミカルバイオロジー研究が進められている.その概念と創薬研究との関わりについて,実例を挙げながら解説する.
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
国内外の研究者を招聘し,天然活性物質学に関連する最先端の研究の動向を紹介する.
仲西 功(なかにし いさお)
【研究内容】

新薬の創出には、有効性、安全性、体内動態など乗り越えなければならない障壁がたくさんあるため、医薬品の種になる化合物を迅速に見出し、医薬品にふさわしい性質を持つ化合物へ効率よく変換(デザイン)する手法が求められている。創薬分子設計学研究室では、分子軌道法や分子動力学法などの分子シミュレーションを駆使して医薬品設計をアシストする手法の開発とその応用、すなわち創薬研究(合成含む)を行なっている。

【シラバス】
科目名 : 創薬分子設計学特別実験研究
科目区分 : 選択必修科目
理論・計算化学的手法を主に用いて、疾患関連タンパク質の新規リガンド探索研究を実施する。具体的には、リガンド探索に必要となる理論、手法の開発・改良を行ない、必要に応じてX線解析や熱分析、SPRなどの実験的手法を用いて、構造解析やアフィニティの測定も行う。さらに、合成化学・薬物動態なども考慮した総合的な医薬品設計研究を遂行するための情報収集を行なう。最終的に、標的タンパク質に作用するシード・リード化合物を創出し、その成果を論文として公表する。
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
抗がん剤や免疫抑制剤などの新規医薬品の創出に必要となる技術・手法を、漢方・天然物からのシード探索をはじめ、ケミカルバイオロジー、ケミカルゲノミクス、分子細胞生物学、合成化学、計算化学などの観点から講義する。
(以下仲西担当分)
医薬品設計にはインシリコスクリーニングをはじめ様々な計算化学的手法が取り入れられているが、そのなかからフラグメント分子軌道(FMO)法、自由エネルギー摂動(FEP)法、Comparative Binding Energy(COMBINE)法をとりあげ、それらの計算コンセプトと創薬研究への応用事例を2回に亘って講義する。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
前川 智弘(まえがわ ともひろ)
【研究内容】

インドール骨格をもつ天然物の合成
超原子価ヨウ素試薬を用いる反応開発と医薬品合成への応用
含窒素複素環化合物の新合成
ドラッグデザインによる医薬品の開発

【シラバス】
科目名 : 医薬品化学特別実験研究
科目区分 : 専修科目
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
これまでに多くの抗がん剤が開発されてきた。それぞれの抗がん剤は特徴を持っており、それが化学構造に起因する場合が多い。そこで抗がん剤の種類を構造式に基づき分類し、その作用機序について、化学的な視点から講義する。また、各種抗がん剤の開発経緯についても概説し、構造活性相関研究を含めて講義する。さらに抗がん剤の合成法についても解説する。
杉浦 麗子(すぎうら れいこ)
【研究内容】

がん細胞増殖の鍵を握るMAPキナーゼシグナル伝達経路とがんゲノムを標的とした革新的な抗がん剤・分子標的薬開発研究を行っている。これまで、世界に先駆けてMAPキナーゼの制御因子を同定しており、ゲノム薬理学、ケミカルバイオロジー、遺伝子ノックアウトマウスなど最先端のテクノロジーを駆使してがんや免疫、炎症のメカニズムの研究と治療法の開発を行っている。さらに、アルツハイマー病やダウン症候群など、病気の原因遺伝子の探索・テーラーメード治療法の開発を行い、ゲノム科学を医療へ応用する橋渡し研究をめざしている。

【シラバス】
科目名 : 分子医療・ゲノム創薬特別実験研究
科目区分 : 専修科目
癌化に関る細胞内シグナル伝達経路に関するゲノム薬理学・ゲノム創薬研究を行う。特に、Ras-MAPキナーゼ経路を標的とした画期的な抗癌薬の創製をめざしたゲノム創薬研究、さらに医療への応用を目標とする。また遺伝子ノックアウトマウスや、最先端のゲノムバイオテクノロジーを駆使することで、癌や炎症、血管新生、免疫、アルツハイマー病、などの病態を遺伝子レベルで解明するとともに、ケミカルバイオロジーの手法を用いて新規免疫抑制薬FTY720の作用メカニズムの解明もめざす。
科目名 : 創薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
ゲノム薬理学・ゲノム創薬学および分子標的抗がん薬、ケミカルバイオロジー関連領域の研究における最新のトピックスをいくつか採り上げて概説したのち、関連領域の原著論文や総説から得た知識と問題点等に関するプレゼンテーションを行う。また、国際学会への参加、聴講や発表をめざした英語でのプレゼンテーションにも慣れ親しむ。
西田 升三(にしだ しょうぞう)
【研究内容】

がんの分子機構の解明と新規分子標的薬の創製
(1) シグナル伝達活性化による抗がん剤耐性機構の解明とその治療薬に関する研究
(2) がん転移機構の解明とその治療薬に関する研究
(3) がん分子標的薬開発に関する研究

【シラバス】
科目名 : 薬物治療学特別実験研究
科目区分 : 副専修科目
がん細胞における抗がん剤耐性や分子標的薬耐性、転移機構の分子メカニズムを細胞及び個体レベルで解析し、それに基づいた治療薬の新しい開発理論を提供することを目的とし研究を進める。また、抗がん剤の副作用発生機構の分子メカニズムの解明と、それに対応した支持療法開発に関する基礎研究も行う。さらに、各がん種に対する標準的治療を確立するための臨床研究、およびがん薬物治療に関わる副作用情報、支持療法、緩和医療等の臨床研究を行う。
科目名 : 医療生物薬学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
医薬品の創薬から適正使用まで幅広い領域の知識や技量を身につけ、医薬品の創薬、開発に従事できる人材ならびに臨床分野における医薬品の適正使用、地域や病院における医療チームの中核として活躍できる人材の育成を目的とする。高い倫理観、医療人としての教養、豊富な人間性を備えた医療人になるため、医療系薬学、生命系薬学、社会系薬学に関し基礎から先端的な知識を修得する。また、薬学の発展に寄与できる研究および研究者になるため、各分野における先端的で高水準の研究内容や知識を修得する。講義は生物系薬学分野の生化学から医療系薬学の薬物動態学、製剤学および薬物治療学までの知識をオムニバス形式で学修する。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
岩城 正宏(いわき まさひろ)
【研究内容】

医薬品開発において,シーズ医薬品の薬物動態特性の最適化,前臨床試験における動物での薬物の体内動態からヒトへの外挿,薬物相互作用の有無,遺伝的多型の影響など薬物動態特性を考慮しなければならない場面は少なくない。
当研究室では薬物の体内動態に大きく影響する薬物代謝酵素およびトランスポーターを中心として,「代謝物を介する毒性発現機構の解明」,「代謝酵素の遺伝的多型の立体選択的薬物体内動態に対する影響」,「抗がん薬の多剤耐性克服のためのABCトランスポーター活性の制御」,「In vitro試験からin vivo薬物動態特性の予測」および「薬物相互作用発現機構」について研究を行っている。

【シラバス】
科目名 : 薬物動態解析学特別実験研究
科目区分 : 副専修科目
1.薬物動態・作用と遺伝子多型:代謝酵素の遺伝子多型がもたらす薬物動態の変化および薬効・毒性の変化について、特にシトクロムP450の遺伝子多型と薬物動態・薬効への影響を学ぶ。
2.薬物トランスポーターと薬物動態:薬物動態の基本的現象である生体膜輸送機構に関わるトランスポーターの最新科学を理解する。
3.クリアランスの概念と演習:薬物の体内からの消失に大きく関わるクリアランスの概念を組織クリアランスのレベルから再確認し、様々な生理学的な変化がどのようにクリアランスに影響し、その結果としての薬物血中動態への影響について演習を通じて理解する。
科目名 : 機能製剤設計学特別実験研究
科目区分 :副専修科目
科目名 : 医療生物薬学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
藤原 俊伸(ふじわら としのぶ)
【研究内容】

高等真核生物におけるタンパク質合成(翻訳)制御機構の解明
RNAウイルスが宿主のタンパク質合成機構を乗っ取る仕組みの研究
RNAを高分子マテリアルとしてとらえた「ものづくり」

【シラバス】
科目名 : 生化学特別研究
科目区分 : 副専修科目
生命反応の素過程、特に遺伝情報がタンパク質と発現する翻訳過程に焦点をあて、「構築したassay系を駆使して得られた結果を、生体反応を再現するin vivo の系で検証する」という仮説検証型スタイルで研究を進める。そして、神経の分化と密接に関わるRNA結合蛋白質による翻訳調節ネットワークの解明を足がかりに、未だ詳細が不明な神経細胞が極性を獲得する素過程解明に迫るとともに、局所翻訳の不具合に起因する難病解明へとつながる研究を実施する。一方、RNAを用いた新規診断薬の開発を試みる。
科目名 : 医療生物薬学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
医薬品の創薬から適正使用まで幅広い領域の知識や技量を身につけ、医薬品の創薬、開発に従事できる人材ならびに臨床分野における医薬品の適正使用、地域や病院における医療チームの中核として活躍できる人材の育成を目的とする。高い倫理観、医療人としての教養、豊富な人間性を備えた医療人になるため、医療系薬学、生命系薬学、社会系薬学に関し基礎から先端的な知識を修得する。また、薬学の発展に寄与できる研究および研究者になるため、各分野における先端的で高水準の研究内容や知識を修得する。講義は生物系薬学分野の生化学から医療系薬学の薬物動態学、製剤学および薬物治療学までの知識をオムニバス形式で学修する。
科目名 : 先進特別講義2
科目区分 : 選択必修科目
薬学研究科薬科学専攻と薬学研究科薬学専攻(臨床薬学コースと医療生命薬学コース)に共通の科目です。各特論科目に関連する最先端の研究の動向を学修します。国内外の研究者が、薬学に関連する多様な分野の研究についての最新情報を紹介し、それを理解し考察する訓練を行います。
川﨑 直人(かわさき なおひと)
【研究内容】

公衆衛生学領域の研究は、環境衛生・毒性と中毒・食品衛生・保健衛生など、多岐にわたる。環境衛生学や衛生化学分野の研究としては、有害物質の除去や生体影響に関する研究,水環境保全と修復技術の開発、有限枯渇資源の回収に関する研究を行っている。また、食品衛生学分野の研究として、廃食用油の変敗防止に関する技術開発、食品廃棄物や食品の特性に応じた利活用,さらに、保健衛生学分野の研究として、毛髪中のミネラル濃度と生活習慣または疾病との関連性評価、脱毛因子の解明,薄毛や皮膚のアンチエイジングに関する研究を行っている。

【シラバス】
科目名 : 公衆衛生学特別実験研究
科目区分 : 副専修科目
公衆衛生学特別実験研究においては、種々の環境問題、人口構造の変化、各ライフステージにおける諸問題等の広い視野から総合的に考察をすすめていく。特に、衛生薬学に関連した数多くのヒトと環境および保健衛生の諸問題について修得する。さらに、感染症をはじめとする健康諸問題、薬事衛生等の広い視野から総合的に考究し、疾病予防と健康管理、疫学、環境因子と健康などの諸問題についても修得する。メタボリックシンドロームに関する疫学研究を行い、臨床的な面からもアプローチする。
科目名 : 医療化学系先進特論
科目区分 : 副専修科目
本特論では、生命有機化学、環境化学、病態分子解析学的な視点から、機能性分子創生に関する基礎および最新技術に関する教育として、医薬品開発の方法論や生体内微量生理活性物質や代謝物などの質的・量的変動やその動態に関する解析法について解説する。また、化学物質と環境との諸問題についても併せて講義する。
関口 富美子(せきぐち ふみこ)
【研究内容】

プロテアーゼ受容体PARの病態生理学的役割とPAR活性化による細胞シグナル伝達メカニズムの解明
生体内ガス状メッセンジャー、硫化水素(H2S)の機能解析
H2Sの生体内標的分子の検索と分子作用メカニズムの解明
痛みの神経情報伝達制御機構に関する研究

【シラバス】
科目名 : 生命薬科学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
分子薬理学および病態生理学領域の研究における最新のトピックスをいくつか採り上げて概説したのち、関連論文を精読してまとめて発表する訓練を行う。
多賀 淳(たが あつし)
【研究内容】

生体中機能性成分における分子レベルでの解析法の開発
生体中成分分析による検査マーカー・薬物シーズの探索
生体内微量生理活性物質の体内動態に基づく病因・病態の解析

【シラバス】
科目名 : 病態分子解析学特別実験研究
科目区分 : 副専修科目
各種分離分析法、スペクトル解析法から免疫学測定法を含めた種々の分析法による生体内機能性分子の解析法を開発し、実試料に適用して新規の薬物シーズ・マーカー探索を行う。また、それらシーズを実用的に使用する方法についても検討する。
科目名 : 医療化学系先進特論
科目区分 : 副専修科目
本特論では、生命有機化学、環境化学、病態分子解析学的な視点から、機能性分子創生に関する基礎および最新技術に関する教育として、医薬品開発の方法論や生体内微量生理活性物質や代謝物などの質的・量的変動やその動態に関する解析法について解説する。また、化学物質と環境との諸問題についても併せて講義する。
三田村 邦子(みたむら くにこ)
【研究内容】

高性能生体成分分析法の開発に基づく疾病マーカーならびに薬物シーズの開拓

【シラバス】
科目名 : 医療化学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
本特論では、生命有機化学、環境化学、病態分子解析学的な視点から、機能性分子創生に関する基礎および最新技術に関する教育として、医薬品開発の方法論や生体内微量生理活性物質や代謝物などの質的・量的変動やその動態に関する解析法について解説する。また、化学物質と環境との諸問題についても併せて講義する。
田邉 元三(たなべ げんぞう)
【研究内容】

1.インド、スリランカの伝承薬物から単離された強力な血糖効果作用を有する salacinol をモデルにした新たな糖尿病治療薬の開発
2.生体反応に深くかかわるcalciumシグナルの調節作用を有する新奇糖脂質 acremomannolipin A の構造-活性相関研究
3.抗炎症、抗ガン、抗肥満、美白、アンチエイジング作用を有する化合物の合成研究

【シラバス】
科目名 : 医療化学系先進特論
科目区分 : 選択必修科目
本特論では、生命有機化学、環境化学、病態分子解析学的な視点から、機能性分子創生に関する基礎および最新技術に関する教育として、医薬品開発の方法論や生体内微量生理活性物質や代謝物などの質的・量的変動やその動態に関する解析法について解説する。また、化学物質と環境との諸問題についても併せて講義する。
真砂 薫(まさご かおる)
【研究内容】

国際共通語としての英語、およびESP (English for Specific Purpose)の研究。理科系学部での英語コミュニケーションに必要な英語運用能力の明確化。医薬系の学生や研究者に必要な英語力の定義の研究。
これらを基礎とし、反映させた薬学部ならびに医学部の英語教育プログラム、シラバス、テキスト選定や開発を行うこと。

【シラバス】
科目名 : 科学英語コミュニケーション先進演習
科目区分 : 選択必修科目
大学院での研究生活で、英語だけを改めて学びなおす時間的余裕は少ない。しかしながら、在外研究時の留学先の大学・研究機関への提出にTOEFLのスコアは欠かせない。さらに研究発表や最新情報収集や意見交換に英語力は欠かせない。この科目のうち眞砂分担部分では、ITP,およびiBTのTOEFLの基礎知識・情報を習得する。加えてTOEFL問題の解説と演習を行う。そのなかで英語力の底上げを行うと同時に、英語に触れ、TOEFLの対策にもなる演習を行う。
William Figoni (ウィリアム フィゴーニ)
【研究内容】

理系人間に必要な英語:ペラペラ会話英語不要
インプットとアウトプット:速く多く読めて、確実に伝える
専門も語学も基本は「自律」:自分で自分を教育できる

【シラバス】
科目名 : 科学英語コミュニケーション先進演習
科目区分 : 選択必修科目
The goal of the course is to familiarize students with communication skills necessary to give a presentation in English. Students will be required to give presentations on a variety of topics ranging from self-introduction speeches, demonstration speeches, layout speeches and informative speeches. Each student will make a poster presentation based on his/her field of study.