薬剤師の活躍フィールドの一つである病院の薬剤部。その中でプロの薬剤師たちはどのように仕事と向かい合っているのか。自らの体験を通じて学んでいくのが病院実習です。
本学部では、医学部3病院をもつ総合大学ならではのネットワークを活かし、全学生を受け入れられる体制のもとで、約2.5ヵ月間にわたる実習を実施。実際にプロと同じ現場に立ち、薬剤師としての仕事や心構えを先輩たちから学びます。また、希望者には他の提携病院での実習もサポートしています。
 

教授 高田 充隆
実務実習部門の担当教員として、平成18年度に着任。前職は国立循環器センター副薬剤部長であり、実務経験を踏まえた、薬剤師が必要とされる能力を育てる教育を行います。(左写真は下記プレ実習指導中の教授)

チーム医療における薬の専門家としての
臨床薬剤師を養成します
現在の医療においては、医師、薬剤師、看護師などの各専門家が、それぞれ高い知識や技能を持っていることはもちろんのこと、これらの人々が患者様を中心にチームワークを組み、連携した医療を提供することが求められています。近畿大学では、医療薬学分野での実績がある教員による医療薬学研修センターでの実習をとおして医療薬学の基礎を学びます。さらに、薬学部と附属3病院との密接な連携のもと、実際の医療薬学を実践します。薬剤部業務だけではなく、医師や看護師とともに患者様と直接向き合う病棟での業務をとおして、チーム医療を肌で感じることができます。




総合病院さながらの
模擬薬局で
実践トレーニングを実施

最新の総合病院と同じ環境が再現されている医療薬学研修センター(模擬薬局)を開設。現場さながらの最新システムのもと、処方箋受け入れ、薬剤適正利用チェック、注射剤の無菌調剤など、薬剤師業務のすべてを習得していきます。本格的な病院実習に入る前に、同センターにてプレトレーニングを徹底して行うため、より実りの多い実習となります。


医療薬学研修センター
医療薬学研修センターは「調剤室」「医薬品情報室」「無菌製剤室」「薬物血中濃度モニタリング(TDM)室」からなり、最新の処方オーダリングシステムを採用することにより、「全自動散薬分包機」「全自動錠剤分包機」「処方監査システム」「薬袋印字・医薬品情報印字システム」「散剤調剤監査システム」がLANシステムの下で構築されています。




医薬分業が進む中で、保険調剤薬局が担う役割はますます大きくなっています。ただ調剤して薬を渡すだけではなく、正しい医薬品情報や服薬指導を行うのも薬局における薬剤師の重要な仕事になってきました。そんな保険調剤薬局の業務を実際に経験できる薬局実習も実施。調剤から服薬指導、接客まで、薬局業務を幅広く体験することができます。病院実習とあわせて参加することで、病院か保険調剤薬局か、自分に合った進路を見つけるためにも役立ちます。