青々としたセロリ |
当園では生薬として使われる植物や お薬として使われる化合物が発見された植物の他に、 様々な形で利用されてきた植物や なじみ深い植物も植えています。 というわけで、シュンギク、ダイコン、ニラ、ゴボウ、ナガイモなどなど 今すぐにも食卓をにぎわしそうな植物たちも育てられています。 (もちろんここに記した植物のある部位は 日本薬局方に収載される生薬だったり、 伝統的に使用されている生薬や民間薬だったりします) |
というわけで、セロリも育てられている? 冬の間中どう見ても大き目で太めのセロリだよねとニヤニヤして見ていました。 |
このはずれかった ところのかんじなんて、まさにです。 ◎●◎●◎●◎ しかしこれは、セロリではなく、 ヨロイグサです。 |
ヨロイグサもセロリもどちらもセリ科の植物と一括りにすれば、 似ていて当然というように無理にいえなくもないのですが。 ヨロイグサは、シシウド属(Angelica)の植物、 トウキやシシウド、アシタバなどの同属植物です。 一方セロリはオランダミツバ属(Apium)=セロリ属の植物で、 パセリと同属植物です。 遠い親戚というところでしょうか。 |
このヨロイグサの根は日本薬局方に収載される生薬 ビャクシ(白芷)です。 鎮痛、排膿などの作用があります。 |