植物園の最近
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2024.4.9

花盛りの わ・た・し
そして、ありのままの姿

一年越しでやっと想いをとげました。

5mm程度の小さな花で見つけにくい。
見つけてもこの透明感、
また頭上の高いところにいるため、去年は良い写真が撮れませんでした。

晴天の日には逆光になり、シルエットになります。
ならば曇天の日にと思うものの、
やはり良い機材でないと、なかなかピントも合いにくい上に、
暗いボケた写真になってしまいます。

あまり自慢できる写真ではありませんが、
それでも、エノキ雄花両性花も、
どちらも写真に撮らえることができました。
上の写真にも両方いますが、わかりますか?
花がいるということすら、わからないかもしれませんね。

嬉しいので、無駄に写真をお見せしましょう。
雄花とつぼみがわかりやすいかな?
若い葉の他に、何かがあるという感じにしか見えないかもしれません。
矢印は両性花です。
雌しべの先が二つに割れているのが特徴です。
この写真だと、雄花が少しは分かりやすいでしょうか?

今が花盛りですが、
今年は何人の方が見上げて確認したでしょうか?
両性花というよりは、受粉後果実に育ち始めたところといえるかもしれません。
たくさんいます。
花が気付かれにくいのは仕方ないとしても、
当園では夏から冬にかけて枝にはキカラスウリ、シナカラスウリが巻きつき、
足元はハランで隠され、
本来の姿も普段は認識されていないと思います。
せめて樹形や若い葉を観てやってください。



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