薬学総合研究所 所長 杉浦 麗子
薬学総合研究所では、薬に関する基礎研究のみならず、実学を志向した応用研究に力を注いでいます。特に産学連携を重視しており、企業からのニーズに対応できる体制を整えているのが特徴です。また、独自に産業化の可能性の高い課題を選定し、基礎から応用に至る幅広い研究を実施しています。
とりわけ、有用植物の人工培養、海外の大学との連携による天然薬物資源および食品素材中の機能性成分の探索と応用、さらに、独自の三次元皮膚モデルの開発およびこれを用いた香粧品の評価、製品開発などを実践しており、いずれも高い評価を得ています。同時に再生医療に関する研究も着実に進展しているところです。
高齢化社会の進展を受けて、健康年齢の延伸にむけた取り組みの重要性は言うまでもありません。本学アンチエイジングセンターとともに、さらに積極的に産学連携を押し進め、健康長寿に資する実学研究を推進してまいります。関連する企業からの研究委託を歓迎いたします。