分子医療・ゲノム創薬学研究室のホームページへようこそ。
分子医療・ゲノム創薬学研究室では,分裂酵母(Schizosaccharomyces pombe)というモデル生物、哺乳動物細胞、そしてノックアウトマウスを用いてゲノム薬理学、ゲノム創薬、細胞内シグナル伝達の研究を行っています。分裂酵母はヒトに最も近い単細胞生物で,世代時間が短く,遺伝学が活用できるため,非常にパワフルで魅力的な分子遺伝学的・ゲノム薬理学的アプローチが可能です。
分子医療・ゲノム創薬学研究室では他大学・他学部・海外(瀋陽薬科大学)からも大学院生が集まってきています!
興味を持たれた方は杉浦(sugiurar@phar.kindai.ac.jp)まで連絡ください。
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お知らせtopics
研究室ニュースnews
- 2024年10月5日
- ホームページを更新しました。
- 2024年8月23日
- 高崎講師らの論文が microPublication Biology誌に掲載されました!バルプロ酸(抗てんかん薬)に感受性を示す分裂酵母変異株の原因遺伝子が、糖鎖修飾に関与していることを明らかにしました。業績はこちら
- 2024年7月19日
- 大学院生の冨本尚史氏と高崎講師らの論文が、Microbial Cell誌に掲載されました!Hsp90タンパク質に着目した解析によって、熱ストレス時と重金属ストレス時では、ストレス顆粒の形成様式が異なることを発見しました。細胞内の相分離現象が、ストレス種を識別して厳密に制御されていることを示す論文です。(*Microbial cell誌は、Top10%ジャーナルです。)業績はこちら
- 2024年5月25日
- ホームページを更新しました。
- 2024年5月7日
- 髙崎講師らの論文が Genes to Cells誌 に掲載されました!ダウン症原因遺伝子DSCR1の分裂酵母ホモログであるRcn1が亜ヒ酸耐性にかかわることなどを発見しました。業績はこちら
- 2024年3月11日
- 髙崎講師らの論文が Oxidative medicine and cellular longevity誌 に掲載されました!ACA-28が活性酸素(ROS)を介して細胞死誘導すること見出すとともに、
2種の膵臓がん細胞をモデルに、Nrf2阻害剤の併用によってACA-28抵抗性の克服に成功しました。(*Oxid Med Cell Longev.誌は、Top10%ジャーナルです。)業績はこちら
- 2023年9月30日
- 杉浦教授らの総説が Springer社 から出版されました!Phase Separationとがんシグナルとの関わりや、ストレス顆粒を分子標的としたがん治療戦略の可能性についてまとめられています。業績はこちら
- 2023年8月31日
- 髙崎講師らの論文が microPublication Biology誌に掲載されました!分裂酵母にACA-28を加えると、酸化ストレス応答転写因子Pap1が核内へ移行することを発見しました。業績はこちら
- 2023年6月5日
- 髙崎講師らの論文が Microbial cell誌 に掲載されました!キャンディン系抗真菌薬によって引き起こされる細胞死の制御にオートファジーが関与すること、
オートファジー制御因子の1つであるAtg1の過剰な活性化が細胞死を引き起こすことなどを明らかにしました。(*Microbial cell誌は、Top10%ジャーナルです。)業績はこちら
- 2023年10月11日
- ホームページを更新しました。
- 2023年6月2日
- ホームページを更新しました。
- 2023年3月21日
- 博士後期課程3年生のKhandakar Iftakharらの論文が Genes to Cells誌 に掲載されました!メラノーマ(悪性黒色腫)や膵がん細胞の細胞死を誘導する当研究室オリジナルの化合物ACA-GT007aが、がんシグナル因子であるERK
MAPキナーゼの細胞内局在を制御することを明らかにしました。業績はこちら
- 2022年8月4日
- 髙崎講師らの論文がmicroPublication Biology誌に掲載されました!オートファジー制御因子の1つであるAtg1が分裂酵母のPmk1
MAPK経路と遺伝学的に相互作用していることを明らかにしました。業績はこちら
- 2022年4月1日
- 杉浦教授が「第142回日本薬理学会近畿部会」の部会長を務めることになりました。2022年11月12日(土)に近畿大学(東大阪キャンパス)にて開催予定です。
学会ウェブサイトはこちら
- 2022年2月1日
- 博士後期課程2年生のKhandakar Iftakharと佐藤講師らの論文がCells誌に掲載されました!2020年に報告した「メラノーマ(悪性黒色腫)」の増殖抑制化合物ACA-GT007aが、膵がん細胞に対しても細胞死を誘導する活性があり、AKTシグナルを抑制することによりその活性がさらに強まることを発見しました。業績はこちら
- 2021年12月13日
- 萩原研究員(兵庫医科大学 助教)らの論文がBiocontrol Science誌に掲載されました!免疫抑制薬であるFK506(タクロリムス)とエラグ酸を併用することで、分裂酵母の細胞増殖を阻害できることを明らかにしました。業績はこちら
- 2021年10月9日
- 博士前期課程1年生の藤原大輝が第71回日本薬学会関西支部総会・大会にて『優秀ポスター賞』を受賞しました!
- 2021年6月26日
- 当研究室の所属学生4名が第139回日本薬理学会近畿部会にて『学生優秀発表賞』を受賞しました!写真はこちら
- 2021年5月29日
- 博士前期課程1年生の上山紗依が第67回日本生化学会近畿支部例会にて『優秀発表賞』を受賞しました!写真はこちら
- 2021年5月4日
- 髙崎講師らの論文がmicroPublication Biology誌に掲載されました!シャペロンタンパク質であるHSP90が、熱ストレスの強さに応じて細胞内局在を変化させることを発見しました。業績はこちら
- 2021年2月6日
- 大学院生の神田勇輝、水野綾美らの論文がGenes to Cell誌に掲載されました!ACA-28がERK MAPキナーゼの脱リン酸化酵素DUSP6の分解を促進することで、がんモデル細胞の増殖を抑制することを報告しました。業績はこちら
- 2021年1月26日
- 大学院生の神田勇輝らの論文がJournal of Cell Science誌に掲載されました!分裂酵母のCキナーゼであるPck2が、熱ストレスによって自身のキナーゼ活性依存的にストレス顆粒に移行することを発見しました。業績はこちら
- 2020年10月1日
- 佐藤講師らの論文がBioorganic Chemistry誌に掲載されました!2017年に報告した「メラノーマ(悪性黒色腫)」増殖抑制化合物ACA-28を用いた構造活性相関研究により、より活性と特異性が高い化合物2種の合成に成功しました。業績はこちら
- 2020年9月1日
- 萩原研究員らの論文がGenes to Cells誌に掲載されました!免疫抑制剤として注目されているFTY720とCa2+の感受性から、FTY720が細胞内輸送と関係することをつきとめました。業績はこちら
- 2019年9月7日
- 佐藤講師が静岡で開催された酵母遺伝学フォーラム第52回研究報告会で「会長特別賞」を受賞しました。写真はこちら
- 2019年7月20日
- スペインのバルセロナで開催された10th International Fission Yeast Meeting(Pombe 2019)にて、杉浦教授が口頭発表を、佐藤講師と大学院生4名がポスター発表を行いました。 参加者のDieter Wolf先生との写真はこちら
- 2019年6月6日
- 2017年に掲載された佐藤助教らの論文(Genes to Cells)TOP DOWNLOADED ARTICLE 2017-2018を受賞しました。証明書はこちら
- 2019年4月1日
- 佐藤助教が講師に昇進しました。
- 2019年3月29日
- 佐藤助教が慶應義塾大学先端生命科学研究所にてセミナー発表を行いました。発表タイトルは「MAPKシグナルが制御するRNA結合タンパク質」です。
- 2019年3月20日
- Paul Ross先生(University College Cork)をお招きし、第二回未来創薬イノベーションシンポジウム"Beyond
the Genome" ~New Horizons for Health and Diseases~を開催しました。
杉浦教授、佐藤助教、神田勇輝(D2)が口頭発表を行い、その他学部生・大学院生8名がポスター発表を行いました。
M1の田原彩花、B4の川崎有記、水野綾美の3名が優秀ポスター賞を受賞しました!
- 2018年12月7日
- 佐藤助教が広島大学の第34回HiHA Seminarにて発表を行いました。発表タイトルは「MAPKシグナルが制御するRNA結合タンパク質」です。
- 2018年10月30日
- 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「第11回未来創薬イノベーションセミナー」を開催しました。Michael Naumann先生(Otto von
Guericke University Magdeburg)にご講演いただきました。
- 2018年8月20日
- 杉浦教授がアジア太平洋薬学生シンポジウム(APPS2018)のワークショップにて発表を行いました。発表タイトルは「The Cutting Edge
of Cancer Research -Approaching towards "Genome-based Drug Discovery"」です。写真はこちら
- 2018年7月17日
- 佐藤助教らの論文がGenes to Cells誌に掲載されました!RNA結合タンパク質Rnc1がストレス顆粒に局在することを発見し、その局在化のメカニズムにはRnc1のRNA結合能に依存した経路と依存しない経路があることを明らかにしました。業績はこちら
- 2018年1月12日
- 杉浦教授が神戸大学『Outstanding Researcher Award』を受賞しました!写真はこちら
- 2017年11月27日
- 高崎講師らの論文がOxid Med Cell Longev誌に掲載されました!免疫抑制剤として注目されているFTY720と、活性酸素種(ROS)、アポトーシスについてまとめた総説です。業績はこちら
- 2018年1月12日
- 佐藤助教が『平成29年度日本薬学会近畿支部奨励賞』を受賞しました!受賞演題は「RNA結合タンパク質の時間・空間的制御を介したMAPKシグナル調節機構 -RNA結合タンパク質の局在制御機構と創薬への応用-」です。写真はこちら
- 2017年12月19日
- 研究室のオープンセミナー(私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 共催)を開催しました。浅野 桂先生(カンザス州立大学 教授)にご講演いただきました。
- 2017年12月7日
- 杉浦教授が御子柴克彦博士(理化学研究所)と共同で、ConBio2017のワークショップを開催しました。写真はこちら
- 2017年11月27日
- 萩原博士研究員らの論文がMicrobial Cell誌に掲載されました!免疫抑制剤として注目されているFTY720と、活性酸素種(ROS)との関係について明らかにしました。業績はこちら
- 2017年11月20日
- 大学院生の神田勇輝が第3回日本ー台湾プロテインホスファターゼ学術集会・第8回日本プロテインホスファターゼ研究会学術集会において『優秀ポスター賞』を受賞しました!写真はこちら
- 2017年10月14日
- 学部5年生の廣井遥が第67回日本薬学会近畿支部大会において『在宅体験プログラム 優秀ポスター賞』を受賞しました!写真はこちら
- 2017年9月8日
- 杉浦教授、佐藤助教と薬品分析学研究室(鈴木教授、山本助教)との共同研究の成果がAnalyst誌に掲載されました!リン酸化タンパク質をマイクロチップ電気泳動で分離する新規手法を開発しました。業績はこちら
- 2017年8月10日
- 佐藤助教らの論文がCurrent Genetics誌に掲載されました!業績はこちら
- 2017年8月9日
- 杉浦教授、佐藤助教と神戸大学(向井秀幸准教授)との共同研究の成果が英国Natureの姉妹誌Scientific Reportsに掲載されました!リン酸化酵素PKN1が免疫系を制御することを明らかにしました。業績はこちら
- 2017年7月14日
- 相良 暁様(小野薬品工業株式会社 代表取締役社長)をお招きし、当研究室主催のセミナーを開催いたしました。
- 2017年7月4日
- 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「第七回 未来創薬医療イノベーションセミナー」を開催しました。Vincent Keng先生(香港理工大学 助教)にご講演いただきました。
- 2017年6月17日
- 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「第六回 未来創薬医療イノベーションセミナー」を開催しました。金井 昭夫先生(慶應義塾大学先端生命科学研究所/環境情報学部 教授)にご講演いただきました。
- 2017年5月24日
- 近畿大学にてCellの編集長Emilie Marcus先生によるワークショップが開催され、杉浦教授、高崎講師、佐藤助教、大学院生の神田勇輝が出席しました。写真はこちら
- 2017年5月19日
- カナダのBanffで開催された9th International Fission Yeast Meeting(Pombe 2017)にて、佐藤助教が口頭発表とポスター発表を行いました。また、大学院生の神田勇輝と松浦一貴がポスター発表を行いました。
- 2017年5月15日
- 杉浦教授が近畿大学とカナダのMcGill大学との大学協定調印式に出席しました。写真はこちら
- 2017年5月15日
- 杉浦教授がカナダのMcGill大学にて「A Chemial Genetics Approach for the Discovery of Anti-Cancer
Compouds based on the Kinase-Phosphatase Interplay in Ca2+ Signaling」という演題でセミナーを行いました。写真はこちら
- 2017年5月9日
- 佐藤助教らの論文がGenes to Cells誌に掲載されました!
皮膚がんの一種「メラノーマ(悪性黒色腫)」の増殖を特異的に抑制する化合物を発見しました。業績はこちら
この成果は、NHK大阪「ニュースほっと関西」にて紹介され、朝日新聞、日本経済新聞、日刊工業新聞、読売新聞などに掲載されました。ニュースリリースはこちら
- 2017年4月1日
- 佐藤助教らと公衆衛生学研究室(川﨑教授、緒方講師)との共同研究の成果がThe Journal of Toxicological Sciences誌に掲載されました。分裂酵母における細胞内カルシウムイオンの新規定量法を開発しました。業績はこちら
- 2017年4月1日
- 高崎輝恒が講師に就任しました。
- 2016年度以前
- 過去のニュースはこちら。
「増殖シグナルを標的とした革新的がん治療法開発をめざした統合的ゲノム研究に関する医薬連携基盤形成」計画代表に採択されました。
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