初開講!「薬剤師のための 実践!薬学統計解析コース」
医療現場において薬剤師は様々なデータに出会います。しかし、それを解析し応用するための統計スキルを持ちたいと思っても、なかなかその機会に恵まれないのではないでしょうか。本講座では近畿大学薬学部の「薬学統計学」スペシャリストである松野教授を講師に、3日間のコースの中で、病院・薬局などで用いられる一通りの統計スキルを修得し、身近なデータから、新たな臨床学的知見を引きだすことを目的とします。
なお、本コースはPC教室で演習を行い、解析にはMicrosoft ExcelとRを使用します。
日時:2018年9月15日(土), 29日(土), 10月20日(土) 13:30〜17:00(全3日コース)
場所:近畿大学東大阪キャンパス B館302 PC教室(
交通アクセス
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キャンパスマップ
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受講対象者:病院・薬局などで下記のような統計スキルを必要としている薬剤師・薬学関係者
検査データから薬効の予測をしたい
採用薬の比較をしたい
顧客アンケートを詳細に解析したい
患者の心理を明らかにしたい
疫学研究で病気との因果関係を明らかにしたい
受講料:20,000円(初回限定,全3回分,テキスト代を含む)
受講定員:30人
全コース修了者に修了書を交付します
お申し込みはこちらから
(7月17日より開始:先着30名)
講習内容
第1回(9月15日)統計学の基礎と基本的解析法
13:20-13:30 オリエンテーションと学部長挨拶
13:30-14:30 統計学の基礎
母集団と標本
データの種類とまとめ方(平均値、中央値、最頻値)
第1種の過誤と第2種の過誤
14:40-15:30 区間推定と信頼区間
「大数の法則」と「中心極限定理」
区間推定の基本
区間推定を用いたジェネリック医薬品の評価
(同等性と非劣性)
15:40-17:00 Excelを用いた基本的な検定法
t検定
Wilcoxon検定
比率の推定と検定
疫学研究の基礎
第2回(9月29日)多面的な見方を意識した統計解析
13:30-15:00 複数パターンの薬効解析
「多重性」とは
一元配置分散分析と多重比較
多元配置分散分析-薬の併用効果を探る
15:10-17:00 Rを用いた基本的解析
統計解析ソフトウェア”R”とは?
生存率の解析
重回帰分析による予測解析
第3回(10月20日)身近なデータから臨床的背景を探る-多変量解析-
13:30-14:00 検査値を用いた患者背景の予測
ロジスティック回帰分析
様々な距離の計算
判別分析
14:10-15:20 臨床データからの患者状態の予測
主成分分析
クラスター分析
ヒートマップ分析
15:30-17:00 患者・顧客アンケートから心理を探る
因子分析
対応分析
「調査目的」を意識したアンケートの作成
17:00-17:10 修了証授与と学部長挨拶