植物園の最近
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2023.3.15-2

協力的な子
啓蟄(ケイチツ)らしく

二十四節気(ニジュウシセッキ)のひとつ、啓蟄(ケイチツ)は、
それまで冬ごもりをしていた虫が、地の中からはい出るという意味です。

まさに、この啓蟄に入ったとたんに、色々な虫たちの顔を見始めました。
モンキチョウナミアゲハなどが飛んでいます。

本当はそんなかわいらしい写真を載せたいのですが、
動きが早くて、良い写真が撮れません。

そんな時に、 とても協力的な子がいました。
ちょっと毒々しい姿に、少し警戒。

 ツマグロヒョウモン  というチョウの幼虫です。
ツンツンととがっているので、触ると物理的に痛いことはあるようですが、
毒はないとのことです。

そういえば、昨年もずっと植物園内で成虫がいました。

あちらこちらで見かけるチョウです。
オスもメスもいましたね。
そういえば、2頭で仲良く羽ばたいている姿も。
DNAは受け継がれていっています。

啓蟄は虫が動き出すだけでなく、動物や鳥、植物も動きを増します。
当園にも メジロヒヨドリが訪れています。
なかなか近づかせてはくれませんが、
静かにしていると鳴き声はよく聞こえます。
花もどんどん咲いています。しばらくオキナグサを楽しむことができそうです。
ムサシアブミも芽を出しています。
ミツバアケビアケビは、目を凝らしてみてください。
逆光になるので、観察しづらいかも。
カリンの開花も もうすぐですね。
春の象徴のようなアブラナ(菜の花)の写真も。



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