植物園の最近
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2023.4.15-1
 

地面からのびた花
おそらく素通りされています

葉が広がったあと、
葉とは別に、土の中から細い花茎が顔を出します。
カラスビシャクです。
高さ 10センチほどで、こんな緑色のため、
花の存在にも気づかれていないのでは。

当園では、アブラナやボタン、イブキジャコウソウなどが
今、花盛り。
鮮やかな色を見せているので、
ついつい、それらに目を奪われて、立ち止まることなく、
横を通り過ぎていそうです。
同じサトイモ科のマムシグサの類、特にウラシマソウの花に似ていると思います。
2023.4.13-2 の コンニャクの花とも似ています。

これらの花では仏炎苞(ブツエンホウ)が花序を包んでいます。
仏炎苞の中には、上に雄花が下に雌花があります。
この順もコンニャクと同じですね。

もう少しすると、にょきにょきと、カラスビシャクの花がたくさん生えているでしょう。



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