植物園の最近
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2023.5.18
 

かなり みすぼらしい フランクフルト
ウサギもこれで治った!!

ガマの穂が伸びてきたようですが、どうも かなり みすぼらしい姿です。
花穂なので、こんなものです。
池の中なので、近づく限界がありますが、
当園ならば、ダイダイの植えてある側から近づいてください。
たくさんの花が付いています。
しばらく咲いています。
このように、はじめは薄い黄緑色の 苞(ホウ)に優しく くるまれています。
開花に伴い、この苞は落ちてしまいます。
そういえば、少しだらしなく苞の残骸がくっついているのが見えます。
花穂は2段に分かれ、
上部(左側 写真は雄花の集まり、
下部(右側 写真)は雌花の集まりです。
どちらの花にも花弁は有りません。

雄花は開花すると、大量の黄色い花粉を飛ばします。

● ● ●

さて、このガマの花粉ホオウ(蒲黄)と呼ばれる生薬です。
止血作用があり、傷薬として使われ、火傷にも効くとされます。

しかし、よくもまあ、花粉だけを薬として利用しようと考えるとは、
先人の発想には驚くばかりですが、
あの有名な『因幡の白兎』の伝説は、
このガマの花粉の効果を伝ええていると、思わざるをえません。
6月2日 追記
 ヒメガマとの違いを6月2日に載せました。ぜひ合わせてごらんください。



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