かなり みすぼらしい フランクフルト |
ガマの穂が伸びてきたようですが、どうも かなり みすぼらしい姿です。 花穂なので、こんなものです。 池の中なので、近づく限界がありますが、 当園ならば、ダイダイの植えてある側から近づいてください。 |
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たくさんの花が付いています。 しばらく咲いています。 |
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このように、はじめは薄い黄緑色の 苞(ホウ)に優しく くるまれています。 開花に伴い、この苞は落ちてしまいます。 そういえば、少しだらしなく苞の残骸がくっついているのが見えます。 |
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花穂は2段に分かれ、 上部(左側 写真は雄花の集まり、 下部(右側 写真)は雌花の集まりです。 どちらの花にも花弁は有りません。 雄花は開花すると、大量の黄色い花粉を飛ばします。 ● ● ● さて、このガマの花粉はホオウ(蒲黄)と呼ばれる生薬です。 止血作用があり、傷薬として使われ、火傷にも効くとされます。 しかし、よくもまあ、花粉だけを薬として利用しようと考えるとは、 先人の発想には驚くばかりですが、 あの有名な『因幡の白兎』の伝説は、 このガマの花粉の効果を伝ええていると、思わざるをえません。 |
6月2日 追記 |