植物園の最近
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2023.6.15
 

開く花と閉じたままの花
少し迷惑な場所で咲いています

オキナグサの花も綿毛もすっかり終わり、
葉がいきいきと茂っている。
その中に、自分がオキナグサの花であるかのような顔をして、
こんな花が咲いています。
知らない方には間違えられそうで、
植物園としてはあまり嬉しい場所ではありません。

これも当園では、いえあちこちで雑草扱いです。
キキョウソウの仲間のようですが、
キキョウソウ ヒナキキョウソウ
花のつき方が少しまぎらわしいのですが、
図鑑と突き合わせると、おそらく後者。
(これはあくまでも私の見立てです)
果実のどのあたりに種子ができるのかを見れば、もう少し確信が深まると思いますが。
それまで、あるかな~

いずれも北アメリカ原産の帰化植物で、閉鎖もつけます。

☆ ★ ☆ ★ ☆

閉鎖花とは、花冠を開けず、自家受粉することにより、
確実に種子を作る花のことです。
確実性のために遺伝子の多様性を犠牲にしています。

あの牧野富太郎博士は 日本の閉鎖かをつける植物として、
11科14属19種をリストアップしたそうです。



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