開く花と閉じたままの花 |
オキナグサの花も綿毛もすっかり終わり、 葉がいきいきと茂っている。 その中に、自分がオキナグサの花であるかのような顔をして、 こんな花が咲いています。 知らない方には間違えられそうで、 植物園としてはあまり嬉しい場所ではありません。 これも当園では、いえあちこちで雑草扱いです。 |
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キキョウソウの仲間のようですが、 キキョウソウ? ヒナキキョウソウ? 花のつき方が少しまぎらわしいのですが、 図鑑と突き合わせると、おそらく後者。 (これはあくまでも私の見立てです) 果実のどのあたりに種子ができるのかを見れば、もう少し確信が深まると思いますが。 それまで、あるかな~ いずれも北アメリカ原産の帰化植物で、閉鎖花もつけます。 ☆ ★ ☆ ★ ☆ 閉鎖花とは、花冠を開けず、自家受粉することにより、 確実に種子を作る花のことです。 確実性のために遺伝子の多様性を犠牲にしています。 あの牧野富太郎博士は 日本の閉鎖かをつける植物として、 11科14属19種をリストアップしたそうです。 |