植物園の最近
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2023.12.13

大切にくるんで守ります
寒いのは、苦手

サトウキビ畑というと、沖縄に広がるイメージがありませんか?
黒糖(→砂糖)の原料となるサトウキビは熱帯や亜熱帯で栽培される
暑いところが大好きな植物です。
だから寒いのはちょっと苦手!
本当なら、温室に入れてやるのがよいのかもしれませんが、
当園の限りある温室のスペースでは、
温室に入れる植物も、より寒さに弱いものを優先させざるをえません。

苦手といっても、まだまだ寒さには強い方で、
敷きわらなどで守ってやれば、このあたりでも地植えで冬を越すことは
十分可能です。(葉や茎は枯れますけど)

敷きわらまでしなくても、当園ではこれまでも
地植えで冬を越せてはいるのですが、
こうやって鉢ごと保温するのも良い手です。
こちらはサトウキビの仲間のチクトウ(竹糖)で、
カラサトウキビとも呼ばれますが、黒糖を作るサトウキビとは種(シュ)が違い、
在来種です。
(webにはサトウキビの品種と記載しているものもありますが、
別の種として分類されています。)
やはり、冬に向け防寒しました。

チクトウは、高級和菓子やお干菓子に使用される
和三盆の原料となります。
(高級というのは私の主観ですが、異議はでないと思います。)



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