平安貴族よりも万葉びとにちかい私? |
当園のウメは今週になり咲き始めています。 大阪としては標準的な頃合いでしょうか。 |
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上の品種は '選抜南高' です。 数年前から当園でも育て、たくさんの果実が実る姿も来園者に見せています。 下の写真の品種は、'花香実' です。 ハナカミと読みます。これはまだ見学部分には出していません。 果実を収穫するのに適した品種ですが、花もとても見事です。 花、香、実 と全てに素晴らしいところからつけられた名前だそうです。 |
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見学部分に植えている '白加賀' やバックヤードに最近来た '鶯宿' (オウシュク)は もう少し遅い時期に咲きます。 ウメの花の期間は長いとはいえ、 冬期休園のために一般の方に当園のウメを見ていただくことは ほとんどできず、残念に思っています。 ◎ ● ◎ ● ◎ ということで、私のお気に入りの梅見の場所を書こうかしら。 皆さんもよくご存知の 大阪城公園の梅林です。 ここは、入場料も無料なのが嬉しく、 ここまでの交通費もかからないところに住んでいたときには、 平日にボーーーーっとしに行ったものです。 少し寒めの人出の少ない日が狙い目です。 ウメの種類も多く、2月上旬~3月中旬の長い期間、 何かしらのウメが咲いています。 白梅あり、紅梅あり、枝垂れあり、 大阪のウメの標準木(品種は '白加賀')もあります。 ウメの香りに包まれる花見は、サクラよりもお勧めかもしれません。 (あくまでも個人的見解ですね) 平安以降は、ただ花といえばサクラを指しますが、 万葉の頃はただ花とだけ言えば、 ウメを指しました。 だから、私の感覚はちょっと(かなり)古めの日本人ですかね。 とはいえ、あの菅原道真公も 「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 ~」と詠むほどに 香りが素晴らしいウメ。 香りも一緒に楽しんでください。 ◎ ● ◎ ● ◎ そんな遠くに行かなくても、 近大の学生さんや教職員さん、じっくり見ていますか? 東大阪キャンパスにもたくさんのウメが植えられています。 近畿大学の学園花は『梅』、 そして学園章も『梅の花弁』を象徴したものです。 ご存知でしたか? 詳しい由来や意味は近畿大学の公式HPに載っていますが、 手前味噌ですが、なかなか良いことが書いています。 というわけで、キャンパス内の要所要所にウメは植えられています。 |