植物園の最近
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2024.5.23

少しずつ重なり合ってズレる
回旋状

熱帯アジアに分布する植物のため、
一般の方にはあまり馴染みのない花だと思いますが、
インドジャボクが咲いています。

インドの伝統医学アーユルヴェーダ医学で古くから利用され,
医薬品としてつかわれる
降圧作用や鎮静作用を持つレセルピンや
抗不整脈作用を持つアジュマリンなどの成分を含んいるので、
多くの薬用植物園で栽培する
薬学の歴史的にとても重要な植物です。
◎●◎●◎
花の色と形の愛らしさに気を取られ、
筒状の花で先端が5つに分かれるな くらいに簡単に観ており、
今頃やっとこの花の姿の優雅さに気付きました。
分かれたれ花弁の先端は
一方の縁が隣の内側に、他方の縁が反対側の外側にと
順に捻じれて重なり合っています。

このようなこのような重なり合い方は回旋状になっているといいます。

キョウチクトウ科の植物の花弁はこのようになっているものが
しばしばあるようです。



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