植物園の最近
↑↑ バックナンバーはこちらから

2025.9.4

左右に開く花
猛暑の中で 黄色が鮮やか

今年の当園のニューフェイスの一つ、 センナ です。
花の黄色が鮮やかです。

今年の7月の見学会では、
期待していた花が今年の天候のせいか思うように咲いていなかった中、
このセンナを紹介し、
面目を少し保たせてもらいました。 ありがたい。
センナは有名な市販の便秘薬に配合されていたこともあり、
ご年配の方々の中には、聞き覚えのある方もいらっしゃいました。

 でも紹介しようと思っていたところ、
すっかり花が終わり残念に思っていましたが、
順に他の苗が開花しています。

それもいつまで続くか???
涼しくなり、来園者数が増えるまで、もうしばらく咲いていて欲しい。
生薬センナには
小葉(ショウヨウ:複葉の葉を構成する葉のような小片のひとつひとつ)を用います。
数枚の葉の上に ちょこんと蕾があるもかわいらしいですが、
本来 センナは多年性の常緑の木なので、
原産地などでは、
このような姿はあまり観察されないのではないかと思われます。

日本の冬は越せず、日本では1年草として扱われています。
花は下から順に咲いています。
花が横向きに開いているのも面白いです。
すぐに、小さな果実らしいものが見られます。
花は終わり、実がそだってきました。
はじめに花を咲かせた苗は、
つぼみをつけてから、この状態まで約3週間でした。

植物園には涼しくなってから来ていただきたいものの、
あと何回分の苗が花をつけてくれるのか?
やはり暑いうちでないと難しいかもしれません。



植物園の最近
copyright©all rights reserved.