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近畿大学 薬学部 薬用植物園

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最新の一枚

しおり 57枚目 2024年11月14日
筆者は嘘つき-2
 夜の花・一日花


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  チョウセンアサガオの開花時間についても、このしおりや夕方の見学会の案内でじゃっかんの嘘?大げさ?があります。 もちろんチョウセンアサガオの花は夕方遅くから咲き始め、朝には萎びてしまう花には違いないのですが。じつは晩秋から初冬にかけてのこの季節はかなり遅い時間まで(午後でも)良い状態で咲いています。 いえいえ、それどころか、翌日も、長い時にはもう一日くらい咲いています。初冬には、とても一日花とは言えません。

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 やはり涼しくなってきているのが花には優しいのかなと考えています。地面の乾き方の違いも原因の一つかもしれません。
 チョウセンアサガオの原産地といわれている熱帯地域では、夜の花なのでしょうか?それとも多湿のおかげで数日咲いているのでしょうか?疑問です。気になります。

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 冬期閉園前の当園では、この数日は咲いていませんが、まだまだつぼみもたくさんあり、明日か明後日くらいにはまた咲きそうです。 今年はいつまで皆さんに見ていただけるでしょうか。
① チョウセンアサガオが今年の花をつけ終わるまで?
② 技術員により刈り取られてしまうまで(来年の準備もあるので)?
③ 冬期閉園になるまで?
 いずれにしても、そんなに長くはなさそうです。

後日追加
 ②と③が正解でした。冬期閉園したその日のうちに刈り取られました。

 とりあげた植物 について
★ チョウセンアサガオ
   Datura metel ナス科
   全草:生薬マンダラゲ(蔓陀羅花)
   種子:生薬マンダラシ(蔓陀羅子)
   全草:生薬マンダラ葉(蔓陀羅葉)