◆◇包括的パートナーシップ協定締結◇◆  

(株)京都廣川書店×近畿大学薬学部 

包括的パートナーシップ協定を締結

 
 
 
 薬学関連の教材を扱う(株)京都廣川書店および(株)京都廣川リサーチ&コンサルティングと近畿大学薬学部は、AIの登場やグローバル化により多様化する社会において、リーダーシップを発揮し活躍できる薬学人を育成し、輩出することを目的に、次のような協定内容を平成30年1月24日に包括的パートナーシップ協定を締結しました。
【協定内容】(1)未来を支える薬学人育成、(2)理想とする薬学教育、(3)次世代教材の開発、(4)学生生活支援、(5)学部横断的活動支援、に関すること。

 具体的には以下の施策を実施します。
1.次世代型教材・講義演習支援アプリを共同で開発
 より高い教育効果を目指し、教員と学生の双方向で通信可能な双方向通信型教材や講義支援アプリを共同で開発。

2.学生生活支援として「京都廣川奨学金」の給付
 学業成績による奨学金支給ではなく、ユニークなアイデアを持つ学生、起業を考えている学生、将来の活躍が期待される学生、等これまでとは別視点からの基準で学生を支援する制度を設けます。支給対象学生のOB・OG会を結成し、卒業後も集い、将来どのような人材として活躍しているか、など追跡。

3.学部横断的活動支援

 現在、近畿大学では文理融合による講義の推進が実施されており、また、医療現場においても他職種連携の重要性が叫ばれています。薬学部教員・薬学部生の視野だけではない広い視野からの新しい大学における教育の可能性、講義のあり方、理想的な教材、等学部横断的な検討。

◆◇大学間協定締結◇◆ 

 
薬学部・創薬科学科長

分子医療・ゲノム創薬学研究室 教授 杉浦麗子
 
 
 近畿大学薬学部では、「国際社会で活躍できる人材」を教育の理念に掲げています。
2017年5月、近畿大学は、カナダMcGill(マギル)大学と大学間国際共同研究、大学間国際交流をさらに推進し、「学生交流」「教員交流」「国際的共同研究」を推進するための礎として、大学間協定を締結しました。

カナダマギル大学は、1821年に創立された公立大学であり、モントリオールに位置する、カナダで最も歴史の長い大学であり、社会科学、芸術、工学、自然科学、医学や歯学まで備えた、世界屈指の総合大学です。カナダ国内では最難関の大学であり、QS世界大学ランキング(2016-17)では世界トップ30にランクインしていることから、「北のハーバード」とも呼称されています。また、科学研究レベルにおいても、高い研究力を誇り、ノーベル賞受賞者もこれまでに12人輩出するなど、研究活動のレベルの高さで知られています。
薬学部創薬科学科 杉浦教授は、マギル大学Michell Tremblay(写真後列右)博士やNahum Sonnenberg博士(写真後列左)との交流ならびに共同研究を進めてきました。さらに、薬学部創薬科学科、医療薬学科学生、大学院生のグローバルな活躍、研究力の向上を目的とした「海外インターンシップ」の導入が学部・大学院教育の一環として検討していました。
今回の近大―マギル大学間協定の締結により、学生の相互交流や共同研究の推進が期待されます。特に、世界大学ランキングにおいて、トップ30に位置するMcGill大学との協定締結は、近大のグローバル戦略プロジェクトとしても、極めてインパクトが高いと考えられます。

新任教授紹介 

 

創薬を支える「有機化学」のおもしろさと「実験有機化学」の楽しさを、近薬の後輩たちに心をこめて伝えたい 

有機薬化学研究室 教授 田邉 元三

 

 
 このたび平成29年4月1日付で有機化学分野・有機薬化学研究室の教授に任ぜられました田邉元三と申します。
 私は、昭和59年に近畿大学薬学部を卒業、その翌年に有機薬化学研究室で近畿大学大学院博士前期課程に進学しました。在学中、御縁あり近畿大学の実験助手として採用になり同課程を中退し、私の研究者としての人生が有機薬化学研究室で始まりました。奉職以来、実験助手・助手として多岐にわたる研究に従事するとともに、学生時代から行っていた光化学に関する研究テーマをまとめ、平成10年に大阪大学から学位(薬学)を取得しました。その後、同研究室で講師(平成13年)、准教授(平成19年)の職を務め、31年間近畿大学一筋に研究生活を送ってまいりました。従いまして、近畿大学から頂いた御恩への感謝の念は極めて大きく、今後の後輩たちを立派な社会人に育てることで、その御恩に報いていきたいと思っています。以下に、近畿大学薬学部教授としてのこれからの抱負を述べさせていただきます。
 薬学教育6年制を卒業し、薬剤師として活躍すべきものが医療分野においてカバーしなければならない領域は多岐にわたりますが、医薬品と生体との相互作用をはじめとして有機化学を基礎としたものが多く、一人前の薬剤師になるためには有機化学は避けては通れない領域です。したがって、医療薬学科の学生に対しては、コメデイカルとしての薬剤師のidentityを有機化学におけるように教育をしたいと考えています。具体的には有機化学の教育内容を精査し、薬剤師としての有機化学的知識を涵養するような内容にしていきたいと考えています。また、有機化学関連教科の教員と授業内容や解説方法について連携を密にすることで、より効果的な講義環境作りも行い、有機化学食わず嫌いの学生を少しでも減らしたいと考えています。高学年で行うCBT対策のみならず国家試験対策での必須、理論および実践問題における“物理・化学・生物”関連分野においても同様の連携を図るための努力は惜しまないつもりです。一方、4年制創薬科学科の学生については、薬と体の相互作用を理解できる有機化学者を育てるつもりで教育にあたりたいと考えています。理学部、工学部等の化学科卒業生に対する強みは、薬と体のかかわりを有機化学的な視点から考え、説明できる点にあると思っています。本学科の学生に対しては、高学年、大学院でのさらに高度な有機化学の内容も吟味し、基礎から応用までを積みあげ、創薬科学科の名にふさわしい創薬科学者を育てるための有機化学の講義をしていきたいと思っています。
 また、両学科とも卒業研究を通して、有機化合物が教科書で習った変化を本当に起こすことを体験してもらい、学生みずからが思いのままの構造変化を起こさせる実験計画を行えるようになり、それに従って目的物を合成する有機化学ならではの「物質を創製する醍醐味」を味わい、楽しみながら有機化学を学んでいただけるように指導してゆきたいと考えています。
私の教育の信念は、「教えることに喜びをもち、情熱を絶やさず、学生が納得ゆく資料作成・説明法に辿り着くための努力を惜しまず、学生に誠意をもって知識を教授する」に加え「理解力の乏しい学生を見捨てず、説明を繰り返し、学力向上に力を貸す」ことです。この信念に、担当した数多くの教科の“経験”をプラスして教育していく所存です。最後になりましたが、これから研究・教育に一層精進いたす所存でございますので、今後とも何とぞご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしく願い申し上げます。

近畿大学東大阪キャンパス整備計画
「超近大プロジェクト」始動!
 


 近畿大学(大阪府東大阪市)は平成32年(2020年)の完成を目指し、東大阪キャンパスの大規模整備に基づき、長い間薬学部がお世話になっていた16号館が取り壊されました。
 「超近大プロジェクト」はhttp://www.kindai.ac.jp/topics/2014/07/post-617.html


取り壊し前の16号館の雄姿



16号館が取り壊された後の風景

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