周りがないと |
まだお披露目しておらず、バックヤードで育てているキササゲも すっかり葉が落ちました。 |
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木偏に秋と書く楸(ヒサギ)の正体として このキササゲも考えられています。 (楸はアカメガシワだという説もありますが、 詳しくは ![]() そのしおり49枚目でもキササゲの果実の写真を載せましたが、 葉が邪魔になり、 なかなか薬用部位の果実(日本薬局方収載の生薬『キササゲ』)が 分かりにくい状態でした。 |
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葉が落ちると、良く果実が見えること。 そう、こんな果実です。 ちなみに、キササゲの和名の由来は、 木にできるササゲだとされます。 (青いサヤを野菜として食用にするササゲは サヤの長さはインゲンの 2 ~ 3 倍くらいで、インゲンよりも柔らかな歯ごたえです。) もっとも、ササゲはマメ科の植物で、 キササゲはノウゼンカズラ科に分類されるのですが。 キササゲのタネには長い毛が生えていて、マメとはずいぶん様子が違います。 ということで、キササゲは大きな木になります。 移転前にキャンパス内に薬用植物園があったときには 仲間のアメリカキササゲ(生薬キササゲの基原ではない)を 植えていましたが、 花も果実も高い位置にあり、よく見ることができませんでした。 果実がぶら下がっているのを下から見上げるのがやっとでした。 技術員は、写真のキササゲを、来園者に花や果実を見てもらいやすいように なるべく小さく育てるつもりのようです。 ご覧いただける日を楽しみにしていてください。 |