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近畿大学 薬学部 薬用植物園



しおり 24枚目 2022年8月3日RECRUIT

昼の顔と夜の顔‐‐‐昼の顔しか見せられません
 だったら、サンセット見学会 や 早朝見学会 できるといいな

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 ネット上はもとより かなり有名な生薬や植物に関する書籍でも、ハナスゲとして このような写真を載せているものがあり、私も当園で時間を変えて植物を観察し写真を撮っていますが、この写真のような姿しか見ておらず、てっきり これが咲いた姿なのだと思っていました。

 ところが、先日このしおりで取り上げたチョウセンアサガオやシナカラスウリの写真を撮るために日暮れ時の植物園を歩くと、なんと !!

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 このように花らしい姿に開花していて驚きました。あまり高級なカメラを使っていないので、なかなか良い写真が撮れませんが、明るい時間には咲いていないということで。
 翌朝にはもう咲き終わりますが、順に次々と咲いていきます。

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 昼夜逆転させた施設で夜行性の動物をいきいきと観察できるような動物園がありますが、昼夜逆転させて夜に咲く植物が観られるような植物園があってもいいかもしれませんね(知らないだけで、すでにあるかもしれませんが)。
  ならば、コロナ禍が落ち着けば、サンセット見学会や早朝見学会などを開いてみるのも良いかもしれません。もし、夜にしか咲かない植物を観に来る方がいらっしゃるならですが。*これはあくまでも私の勝手な思い付きで、植物園として開催の予定や計画は全くありません。見学会を計画した日に目的の植物が必ず開花するとは限らず、保安上の問題や、天候もわからない中で、色々とハードルは高そうですが、志さないことには何事も始まりませんから、まずは言葉にしてみました。

 とりあげた植物 について
★ ハナスゲ
   Anemarrhena asphodeloides ユリ科
   根茎:生薬 チモ(知母)日局18